仕事をしていると、上司やリーダーから「全体像見えてる?」とか、「全体像を意識して仕事して」とか、全体像に関して、言われることはないでしょうか?
仕事に慣れてくれば、全体を意識しながら自分の仕事に取り組めますが、新入社員や新しい仕事だったりすると、全体像を意識するのって意外と難しかったりします。ついつい、自分の仕事を早く終わらすことに注力してしまい、狭い視野で仕事をすることが多くなってしまいます。
全体像を見ようとすることは、一見、余計な仕事を増やしてしまって、余分に時間がかかってしまうのでは!?と思いがちですが、全体像を意識した仕事の進め方は、質もスピードも上がります。
けど、全体像を意識できない人って意外と多いので安心してください(笑)
どうしたら全体像を見れるようになるか!?というのも大事ですが、全体像を意識すると何が良いのかを、知ることが最初のステップだと思います。全体像を把握することは、仕事はもちろんのこと、普段の生活にも役立つので自然に全体像への意識がいくようになるといいなと思います。
生活の中で全体像を意識する場面
全体像を意識して把握することは、生活の中でもお得なことがあるので、身近な生活の中での利用場面から紹介します。
欲しいものを購入する時|節約につながる
例えばですが、「ルンバ欲しい!」と思ったします。ルンバもエントリー機種から上位機種まで数種類あるので、どの機種にするのか悩みますよね!?
ですが、ちょっと待ってください。なぜルンバが欲しいんですか?他のロボット掃除機だとダメなんですか?他にどこのメーカーがロボット掃除機出してますか?
なんてことを少し考えてみてください。ルンバに焦点を絞っていたのを、視野を少し広げることで、「ロボット掃除機全体を見て、その中のルンバ」という見方になりませんか?視野を広げて全体を見ようとしないとロボット掃除機=ルンバと思い込んでしまうんです。
で、実際にメーカーを見てみると、日本メーカーに加えて、海外のメーカーでもロボット掃除機に力を入れており、複数モデル出している会社もあることがわかります。値段や特徴も様々で、選択肢が広がりますよね。(逆に選択肢が多くなりすぎてわからなくなる人もいるかもしれませんが。。)メーカーを確認したら、それぞれのラインナップを確認しておくと良いです。ロボット掃除機であれば、水拭きもできるタイプを扱っているメーカーもあります。
ルンバだと平均して5~6万円くらいだと思います。ですが、他のメーカーであれば、2~3万円に抑えて、同等の性能のものがあったり、性能は若干落ちるものの、自分の家の掃除環境では十分なものであったりすることは大いにあり得ます。少し落ち着いて視野を広げ、全体を見て検討することで、2万円以上の節約になります。
実際に僕も、ダイソンのロボット掃除機(9万円)が欲しいと妻に言われて、色々調べた結果、Ankerのロボット掃除機(2万円強)を購入し、満足して使用しているという経験もあります。
更にですが、ちょっと待ってください。本当に欲しいものは、ロボット掃除機なんですか?
実は、やりたいことは、子どもが食べこぼしたお菓子とかを手軽に掃除したいとかだったりしませんか?それだと、実はハンディタイプの掃除機の方が、本当に欲しいものと合致している可能性もあります。一般的にはロボット掃除機の方が値段は高いことが多いので、こういうケースでも過剰な出費を抑えることができます。
ここでのポイントは
物品購入時に、全体像を意識した方が良いポイント
- 一つずつ視点を上げていくこと
- ルンバ → メーカー → 掃除機タイプ
- 上げた視点の内容を横に広げる事
- 複数のメーカーを調べたり、メーカーの中でどんなラインナップがあるか
- 本当にやりたいことや解決したいことは何かを改めて考えること
- 実は、子どもの食べこぼしを素早く掃除したい
仕事の中で全体像を意識する場面
続いて、仕事の場面で、全体像を意識しておくと良い場面について紹介します。
仕事を依頼された時|成果物の齟齬がなくなり、期待を超える成果が出せる
良くあるのが、例えばですが「〇〇について調査して、資料まとめておいて」という上司やリーダーからの依頼です。
依頼をされて、すぐにネットで調査をしたり、PPTの資料を作成し始めてたりしませんか?
慣れている内容であれば、依頼者と大きな認識の齟齬はないかもしれませんが、新しい仕事だったり、突発で依頼されたものだと注意が必要です。
手を動かす前に、依頼された事が仕事全体の中でどのような役割だったり、位置づけだったりを確認することが重要です。
役割というのは、依頼者が情報を得たいためだけの資料なのか、まとめた資料を上司が別の場で報告に使うのか、資料を使って何かを判断したいのか、などの資料を作成する目的です。資料作成を作成するまでの事だけでなく、その先の事を確認しておくということです。資料が使われる期間について、全体を意識・把握しておくことが大事です。
仕事を依頼した側は資料の役割を理解しているのですが、時間が無かったりするとその説明を省略してしまうことがあります(時々、依頼した側も理解せずに丸投げする場合もありますが)。作成した資料の目的を理解しておくだけで、的外れな成果物になることを防げます。
更に言えば、例えば何かを判断する目的であれば、その判断をするためには、別の項目も調査した方が良い判断材料になるという事もありますし、指示された内容をまとめるよりも、別の内容をまとめた方が良い場合もあるかもしれません。
依頼された内容だけでなく、広い視野で全体を意識して仕事をすることで、依頼されたことをやったけど、「依頼したものと違う」と突き返されたり、修正が多くなることが防げます。それだけでなく、依頼者の期待の一歩先をいく仕事ができる可能性もあります。
仕事を依頼された時に、全体像を意識した方が良いポイント
- 依頼された仕事の、本当の目的を確認する
- 目的を達成するために、更に良い他のアプローチが無いか、視点を広げて考える
まとめ
生活面でも、仕事面でも、全体像を把握して物事を進めていくことは、非常にメリットが大きいです。慣れるまで視野を広げることは難しいこともありますが、まずは生活の中で意識すると、それが仕事にも活かせると思います。
また、既に仕事で実践している方は、生活にも応用することで更に豊かな暮らしになるのではないでしょうか?
今回は、簡単な事例を挙げて説明しましたが、他にも全体像を見ると良い場面はたくさんあります。仕事で役立つ技術が生活にも役立つようになるといいなと思います。
この記事以外にも、仕事にも生活にも役立つ考えを書いていますので、良ければ読んでいただけると嬉しいです
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